こんにちは。暗中モサ子です。
マニラの観光というと、どこを思い浮かべますか?マカティ?MOA?カジノ?イントラムロス?
では、子連れで楽しめるマニラの観光地ってどこでしょう?キッザニア?他には?
マニラって、もともと観光地らしい観光地が少ないと思いませんか?ましてや、子どもも楽しめる観光地なんて、どこにあるのでしょう?
せっかくフィリピンに来たのに、観光らしい観光をしていないなーとずっと思っていました。特にマニラは、すぐにビーチにアクセスできる訳でもないので、子連れのおでかけは、大体がショッピングモールになってしまいます。
そんな暗中家ですが、今回初めて、マニラ観光の定番『イントラムロス』に行ってきました!
イントラムロスとは?
ウィキペディアによると、
”16世紀にスペイン人たちによって建てられた、フィリピンの首都マニラの最古の地区であり、パシッグ川南岸に位置する。その名称は直訳するとスペイン語で「壁の内側で」となり、壁で囲まれた都市または要塞を意味するほか、その厚く高い壁と堀とで囲まれた構造を言い表している。スペイン時代には、イントラムロスはマニラそのものだと考えられていた。”
とのことです。「イント・ラムロス」かと思っていたのですが、「イントラ・ムロス」または「イントラ・ムーロス」なんですね。
これまで『イントラムロス』に行かなかった理由
マニラの観光と言えばここしかない!とも言われているようですが、これまでなかなか行く気にはなれませんでした。その理由は、次のようなことがあります。
子連れでイントラムロスを観光する方法
では、子連れでどのようにイントラムロス観光をしたら良いでしょうか。
自力で歩いて回る | ||
メリット | ・安上り ・時間に縛られない |
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デメリット | ・暑い ・疲れる ・迷いそう ・地図必須なので、カモにされそう |
日系ツアーを利用する | ||
メリット | ・詳しい説明を聞くことができる ・ガイドがいるのでカモにされにくい ・車でポイントを回るので疲れにくい |
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デメリット | ・代金が高い ・3時間ほどかかる |
自力で行って、現地で馬車等を借りて回る | ||
メリット | ・各観光ポイントの移動が楽 | |
デメリット | ・代金が高い ・カモにされる可能性大 ・説明が理解できないかもしれない |
考えられるのはこれくらいだったのですが、どれも「よし!子どもを連れて行ってみよう!」と思える方法ではありませんでした。
しかし、モサ子は見つけてしまったのです。子連れでもイントラムロスを観光する方法を。
自転車でイントラムロスを観光する『Bambike』
Bambikeは、躯体に竹を使った自転車を生産する会社(お店)です。この自転車は手作りで、作り手はフィリピンの貧困層。竹を使った自転車を生産することにより、環境にやさしい製品の生産と貧困層の雇用を助けているそうです。
Bambikeは、イントラムロス内にお店があり、この竹自転車を利用した観光ツアーも行っています。
イントラムロスを回るツアーはこちら。
Intramuros Experience | 2.5時間 | 英語ガイド | 毎日 | 10時、15時 | 1200ペソ |
Express Tour Intramuros | 1時間 | 英語ガイド | 毎日 | 10時、15時 | 600ペソ |
Intramuros Experience:Night Edition | 1.5時間 | 英語ガイド | 毎日 | 17時半 | 1200ペソ |
Intramuros Experience:Sunset Tour | 1.5時間 | 英語ガイド | 毎日 | 16時半 | 1200ペソ |
Filipino Experience Tour | 1.5時間 | タガログ語ガイド | 月~木 | 15時 | 600ペソ |
イントラムロス以外にも、ポブラシオンやBGCを回るツアーがあるようです。
Poblacion Community Tour | 2時間 | 英語ガイド | 土日 | 16時 | 1200ペソ |
BGC Mural Art Tour | 1.5時間 | 英語ガイド | 毎日 | 10時、15時 | 1200ペソ |
イントラムロスを回る2.5時間のツアーは、子ども(学生)は半額。(2018年10月の情報)
トリップアドバイザーでも高評価だったので、1時間のコースなら、子連れでも大丈夫かも!と思い、問い合わせをしてみました。
子ども用の自転車もある!
子ども用の自転車もあります。
7,8歳くらいの子から乗れそうな自転車。補助輪はありません。また、イントラムロス内は石畳の所も多いので、自転車に乗るのに慣れている子でないと難しいです。
体重20キロ以下の子は、補助シートをつけてもらいます。
20キロ以上だけど、自分で乗れない子には、サイドカーもあります。サイドカーの運転はガイドさんがします。また、2人乗り自転車もあります。
時間の融通が利く!
時に、大人の興味と子どもの興味は異なりますよね。
ツアーを決める前、せっかくだし私は、2.5時間のツアーにしたかったのですが、子どもが楽しんでくれるかどうか分かりませんでした。外での観光だし、途中でグズグズ言い出すのではないかと。
そこで、Banbikeに問い合わせて相談したところ、1時間のツアーを予約しておいて、ツアー終了後に延ばすかどうか決めてもいいと回答をもらいました。
ひょっとしたら、その日、その時間の利用者が私たち家族だけだったからかもしれませんが。
そして早速行ってみた!
オンラインで1時間のツアーを予約しました。予約後のメールには、ツアー開始の30分前に到着するように書かれています。また、注意事項や承諾書も事前にオンラインで提出することができます。(当日、到着してからの時間が省けます)
Bambikeは、イントラムロスのサン・アガスティン教会のすぐそばにあります。カーサ・マニラ博物館と同じ敷地内にあり、建物がヨーロッパ風。イントラムロスの中でも、この一角は特に綺麗でした。
自転車選びと自転車の調整を済ませ、ツアー開始までこの一角を散策。Barbara’s casa Manilaというレストランやカフェもあり、トイレも借りることができました。トイレは紙も便座もありました。(ここ重要!)
開始前にお水のボトルを1つずつもらえます。子どもはヘルメット装着。
さて、ツアー開始。
まずは、出発地である『カーサ・マニラ』の説明。スペイン統治下の上流階級の邸宅跡なのだそうです。(このツアーでは博物館には入場しませんが、ツアーの到着地でもあるので、ツアー終了後自分たちで入ることもできます。また、サン・アガスティン教会もすぐそばなので、ついでの観光が楽しめます。)
カーサ・マニラを出て向かったのは、『Japanese Cannon』という場所。旧日本軍が設置した大砲がありました。
次は、『プエリトリアルガーデン』へ。緑の木々や芝生が広がり、木漏れ日の中、苔生したレンガや石畳を歩いていると、マニラにいることを忘れてしまいそうでした。まるでジブリの世界。時間も空間も超えた世界にいるようでした。結婚式の撮影やイベントに使われることがあるそうです。
最後は、『Revellin del Parian』。イントラムロスに隣接するParianという場所に住んでいた中国人が反乱を起こし、その後、イントラムロスを守るために作られたそうです。
ここまでで、ツアー開始から約1時間。子どもがグズグズしだしたので、Bambikeのお店に戻って終了としました。
モサ子の感想
行って良かったです。
正直なところ、私自身、歴史が苦手であまり興味がないのですが、とりあえずマニラの観光地らしい場所に、子どもを連れて、安心して、安全に行けたことが良かったです。イントラムロスは、想像通り、客引きや物乞いが多く、このツアーを選んで良かったと思いました。私は自力で対応する自信がありません。
英語でのガイドは、もともと英語力がないせいで説明が分からなかったり、説明の途中で子どもに気を取られて聞きのがしたりしましたが、それでも十分満足しました。行く前に、イントラムロスの歴史について少し知識を入れて行くと良いと思います。
今回の1時間のツアーでは、イントラムロスの城壁を半周ぐらい回りました。歩きだと、大人でも辛い。子連れだとなおさら無理です。石畳等のガタガタした道を通るのが少し大変ですが、自転車で回るのがちょうど良い距離、時間なのではないかと思います。
レンタル自転車もある!
なお、このBambikeでは、自転車ツアーだけでなく、レンタルもやっています。フィリピン人の若者たちは、レンタル自転車を利用していました。自転車に鍵がついていたのかは謎。
イントラムロスが初めての方にはぜひツアーをおススメしますが、すでに何度か行かれたことのある方は、自転車レンタルを利用すると、また違った楽しさがあるかもしれません。
『Bambike』詳細情報
「Bambike」のURL

ツアーについて

地図
・治安が悪そう 客引き、物乞い、スリなど 子連れだと特に狙われる
・歩いて観光するのが大変そう 一つ一つの観光ポイントが少し離れている
・ガイドブック等、観光地の情報が少ない