こんにちは、暗中モサ子です。
最近は雨の日が少なくなり、雨季の終わりを感じています。いよいよフィリピンにも、おでかけしやすい季節がやってきますね!雨の心配をしなくてもいいので、屋外での活動を思いっきり楽しめる季節です。(逆に水不足の心配がありますけどね)
暗中家は、先日、BGCで行われている『NBO Bike Lessons』という自転車教室に行ってきました。
NBO Bike Lessonsとは
『NBO Bike Lessons』は、National Bicycle Organizationが開催する自転車教室です。NBOは、自転車教室の他に、小さな子ども向けのストライダーの大会を開いたり、ストライダーの販売も行っています。
自転車教室は、子どもから大人まで参加できます。BGCの他、ケソンでも開催されています。ケソンの場合は、時間枠が決まっており、事前予約が必要です。BGCは決められた時間はなく、開催時間内であれば事前予約なしでも大丈夫です。
NBO Bike Lessons: https://www.facebook.com/NBOBikeLessons/
以下は、BGCで行われるものの情報です。
開催日 基本的に毎週日曜
雨季などは開催されない日もありますので、Facebookや予約ページ等でご確認下さい。
開催時間 午前7時~午後5時
開催場所 BGC 「Track 30th」公園北側の『31stストリート』
受付は、『7thアベニュー』側にあります。
参加費用
・オンライン事前申し込み 200ペソ(約420円)
予約ページ: https://nationalbicycle.org.ph/nbobikelessons/
こちらのページからオンラインの事前申し込みができます。1つ目の地図(BGC)の下あたりの「Private Citizens Registration」というところをクリックすると、申し込み手続きのタブが出てきます。支払い方法がいくつか選択できますが、PayPalを利用した場合、参加代金の他にPayPalの手続き代金23.80ペソ(約50円)が加算され、合計223.80ペソ(約470円)となります。
・事前予約なし 自分のストライダーを持っていない人 250ペソ(約525円)
自分のストライダーを持っている人 125ペソ(約263円)
NBOで買ったストライダーを持っている人 無料
まだ小さくて、途中で飽きたり、嫌になったりしてしまいそうだなという子は、半額の125ペソにしてもらっていました。代金の支払い前にNBOの方に相談してみるといいです。
自転車レッスンの進め方
我が子のレッスン開始前のレベル
自転車レッスンは、いくつかの段階に分けて練習していきます。
- まずは、ストライダーに乗る練習から。自分のサイズより少し小さめのストライダーに座って、歩くように足を交互に動かします。だんだんと足の振りを大きくしていき、足を地面から離している時間を長くする練習です。
- 次は、少し大きめのストライダーに替えて、同じように足を交互に動かしてバランスを取る練習です。「目線は遠くに」「気持ちを楽に」など、NBOの方が優しくコツを教えてくれます。また、次のステップに進むタイミングや、自転車の高さの調整などの面倒もみてもらえます。
- 大き目のストライダーを乗りこなせるようになった後は、普通の自転車への乗り換えです。ただし、はじめはペダルが付いていません。ほぼ、ストライダーと同じですが、この段階では、ブレーキのかけ方も練習します。
- いよいよペダルを付けて自転車の練習。ですが、ストライダーや、ペダルの無い自転車で上手にバランスが取れるようになっていても、ペダルを付けると思うようにならないようです。
NBOの方からは、「ペダルのことは考えないで」とか「ストライダーの時と同じ」とか「目線は遠くで自然に足を乗せる」といったアドバイスがありました。しかし、我が子は、この段階が一番苦労していました。
ストライダーの時と同じように足を動かすようにアドバイスされたのですが、ペダルが邪魔になって、うまく足を動かすことが出来ません。足を動かせないとバランスも取れず、ハンドルが曲がって自転車が倒れてしまいます。
また、ペダルとふくらはぎの後ろがぶつかってしまい、痛がるようになりました。
我が家は、ひじやひざ用のプロテクターを持参していたので、それをふくらはぎの後ろに着けて練習を続けました。
しかも、NBOの方からは、「先に地面を足で漕いでスピードをつけてからペダルに足を乗せる」というやり方を教えてもらっていたのですが、そのやり方がうまくいかなかった我が子は、初めからペダルに足をかけて漕ぎ出す練習を始めました。
というのが、モサ子の子どもが編み出したコツです。漕ぎ出しはふらつくので、サドルの後ろを少し支えてあげるといいです。軽く支えて、1,2回漕いだら手を離しても大丈夫です。フラフラするものの、バランスを取って乗れるようになっていきました。
漕ぎ出し時に軽く支えるのを数回やってあげると、自分で漕ぎ出しもできるようになりました。
あとはひたすら練習するのみ。自分でも上手になっているという自覚があり、もっと上手になりたいと、暑い中ずっと頑張っていました。
認定証
NBOの方に、自転車に乗れるようになったと認められれば、認定証とステッカーをもらうことができます。ステッカーは、自転車に貼れるような大き目でした。うちの子は自転車を持っていませんが、もし持っていたらきっとウキウキと貼ると思います。子どもにとっては大きな誇りになりますね。
注意点
- 日焼け対策、熱中症対策
暗中家は、午前中10時前からお昼ごろまでいましたが、日差しが厳しく、とても暑かったです。安定したバランスが取れるまで、直線200メートルくらいの距離をひたすら往復。木陰は少しありますが、大部分は日差しがガンガン当たります。練習している子は、日差しの中を進むしかありません。親は木陰に避難しながら見守ることもありますが、漕ぎ出しの手伝いなど、子どもに寄り添ってあげることも多く、すごく暑いです。曇りの日を狙うか、夕方ならまだマシかも知れません。いずれにしろ、日焼け対策、熱中症対策は十分にして下さい。
- 子どもが練習を続けられるような準備
ストライダーの練習でもペダル付けた自転車でも、うまくできない子は、ふくらはぎが当たってしまうようです。モサ子の子も、青あざができていました。小さな子は、痛くて泣いて、練習を途中で止めてしまっていました。ひじやひざに付けるプロテクターを持参すると、長く練習が続けられると思います。
持ち物&あったら良い物
モサ子の経験から、持ち物とあったら良い物を挙げてみました。
- 日焼け止め
- 帽子
- 日傘 親用
- タオル 汗をたくさんかきます。
- 飲み物
- プロテクター ふくらはぎの青あざ防止用
- (ヘルメット)借りることも出来ますし、無くても良いです。自分の物があれば。
モサ子の感想
自転車に乗れるようになるには、とにかくバランスを取ることが大事です。NBOの方の話では、ストライダーを使ってバランスが取れている状態の感覚を覚え、自転車に移行すると、比較的早く習得できるそうです。ストライダーは、小さな子どもの乗り物だと思っていたのですが、大人用のストライダーもあって驚きました。
また、男性より女性のほうが習得が早いともおっしゃっていました。女性の方が体を柔軟に曲げてバランスを取ることができるからだそうです。
自転車に乗れる子は、自転車レンタルして自由に乗ることもできるようです。自転車だけでなく、キックボードやリヤカーもあって、一度料金を払えば色々取り換えて乗っても良さそうです(他の人がやっているのを見ただけなので未確認ですが)。
自転車教室で練習できる時間は無制限です。自分が納得するまで練習することができます。一旦近くのお店で休憩して戻って来る人もいました。モサ子の子どもは結局、3時間近く練習していました。乗れるようになるまでは1時間半くらい。乗れるようになってからが面白いと、暑さで顔を真っ赤にしながらも、なかなかやめようとしませんでした。
教えてくれるNBOの方は、付かず離れずの適度な距離でいてくれます。基本的には親が付いて励ましながら頑張るスタイルです。
子どもの自転車の後ろを支えながら、モサ子が子どもの頃、親と自転車の練習をしたことを思い出しました。支えていてくれた手が離れ、一人で乗れていることを知った時の驚き、興奮、喜び。色々な感情がよみがえりました。いつの日か、モサ子の子どもも、自分の子どもの自転車練習に付き合い、この日の事を思い出す時が来るのでしょうか。
ひどく暑く、大変でしたが、子どもの成長を胸に刻むことができた良い日でした。
(文中の金額は、1ペソ2.1円で換算しています)